CITIZENは2026年7月の入り口で、質感表現を前面に出した新作を投じた。新しいThe CITIZEN AQ4090-08Aは、高年差精度のEco-Driveを土台に、一本ごとに表情が異なる藍染め土佐和紙ダイヤルを組み合わせている。
デザインと素材
見どころはやはりダイヤルだ。CITIZENによれば、和紙を筒に巻き付けてひもで括り、伝統的な棒絞りの工程で何度も藍染めすることで、細かな皺と不均一な濃淡を生み出している。その表情は冷たい朝の霧を思わせる。ケースは40mmのSuper TitaniumにDuratect Platinumを施し、ブラックレザーストラップを合わせることで、スポーティーというより落ち着いた上質感に寄せている。
技術仕様
ムーブメントは年差プラスマイナス5秒をうたうEco-DriveのCal.A060。パーペチュアルカレンダー、独立時針修正、衝撃検知、針自動補正、10気圧防水も備える。CITIZENの公表値は直径40.0mm、厚さ12.2mmで、発売予定は2026年8月だ。
Horomagの見解
この夏いちばん派手な新作ではないかもしれないが、日本の素材感と現代的な実用技術をどう結び付けるかという点で、CITIZENらしさがよく出た一本だ。世界200本限定、予定価格3000米ドルという条件もあり、高精度なThe CITIZENの世界に比較的入りやすいモデルとして注目できる。