パデローネの名はRef.8171を想起させるが、新作は単なる復刻ではない。キャリバー7190を核に、日付・曜日・月が午前0時に同時かつ瞬時に切り替わるコンプリート・アニュアルカレンダーを構成する。
年次カレンダーの役割
Haplosシステムは30日と31日の月を判別し、手動調整は2月末の年1回だけで済む。日付は外周針、曜日は9時、月は3時の窓で表示。6時のムーンフェイズは満月と新月に隕石を使い、29.53日の周期を追う。

主役はキャリバー7190
シースルーバックから見える5Hzムーブメントは、Dynapulse脱進機、Syloxiひげぜんまい、66時間のパワーリザーブを備える。ロレックスは30件の特許出願、そのうち2件が本作専用だとする。瞬時切替を含む暦全体が一つのシステムとして設計された証拠だ。

役割が明確なドレス系ロレックス
39mmケースはエバーローズゴールドまたは950プラチナで、防水性能は50m。エバーローズにはSettimoブレスレットか茶色のアリゲーター、プラチナには黒のアリゲーターを組み合わせる。万能なスポーツモデルではなく、控えめな寸法と複雑機構を楽しむ時計である。

誰が注目すべきか
Ref.8171の愛好家には名とコンプリートカレンダーが響くだろう。ただし本質は懐古ではなく、瞬時切替の年次カレンダー、高振動ムーブメント、39mmケースの組み合わせにある。日常の頑強さを最優先するなら、他のロレックスの方が実用的だ。

パデローネの意味
文字盤は暦を説明し、ケースは装着性を保ち、裏蓋はキャリバー7190をもう一つの顔にする。装飾的なムーンフェイズではなく、機構が時計全体を決めている点に説得力がある。
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