MING 37.06 Royal Selangorは、単なる質感違いの限定モデルではない。素材、協業相手、組み立て場所が同じ物語を語っている。Royal Selangorがクアラルンプールで槌目仕上げのピューター文字盤を作り、MINGは88本の全数を同地で組み立てる。
ケースは38mm径、厚さ11.05mm、ラグ・トゥ・ラグ44.73mmのグレード2チタン。ヘッド重量は35.9gで、防水性能は100m。ムーブメントは自動巻きのSellita for MING SW300.M1で、25石、約50時間のパワーリザーブを備える。

コレクターが見るべき点
ピューターはここで珍しい素材というだけではない。1885年に始まるRoyal Selangorの歴史と、マレーシアのものづくり文化を現代的な独立系時計に持ち込んでいる点が重要だ。
前後のドーム型サファイアクリスタルは両面無反射コーティング。上面クリスタルにはSuper-LumiNova X1を充填した刻印が入り、針も同じ夜光を使う。古典的なインデックスを置かずに、夜間の表情と視認性を作っている。

装飾以上の協業
ブルーグレーのJean Rousseau製ゴートレザーストラップ、微調整付きチタンバックル、槌目仕上げのピューター製ボックスまで、素材の物語は一貫している。ボックス画像を残したのは、この協業が文字盤だけで終わらないことを示すためだ。

公式動画は、槌目文字盤が光で変化する様子を静止画より分かりやすく見せるため埋め込んだ。
購入判断
税抜CHF 5,000のこの時計は、スペックだけで判断するモデルではない。88本限定、ローカル組み立て、珍しい文字盤素材、そしてロゴ以上の協業に価値を見るかどうかが問われる。

Sources: MING; MING press room; Monochrome Watches; Hodinkee.
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