TAG Heuerは、現行カレンダーで最後となるザントフォールトのオランダGPに合わせ、2本のFormula 1 Solargraph限定モデルを用意した。単なるナショナルカラーのオレンジではない。38mmケース、光発電ムーブメント、そして終わりを迎えるレース週末という具体的な文脈がある。
オレンジラバーのWBY111H.FT8128は1,500本限定。スチールブレスレットのWBY111L.BA0042は1,000本限定。同じデザイン言語を持つが、買い手への訴求は少し異なる。

発表内容
両モデルは38mmのサンドブラスト仕上げステンレススチールケース、9.9mm厚、100m防水、そしてCalibre TH50-00 Solargraphを採用する。グレーオパリン文字盤、オレンジレッドのフランジ、赤いラッカー仕上げの針とインデックス、3時位置の日付表示、オレンジのTH-Polylight製双方向ベゼルが共通点だ。
米国価格はラバー仕様が2,150ドル、ブレスレット仕様が2,250ドル。ラバーはよりレース週末らしく、ブレスレットはより日常的で、しかも生産数は少ない。


ザントフォールトという意味
重要なのはオレンジだけではない。Circuit Zandvoortと、現在のF1カレンダーにおける最後のオランダGPという外部の出来事に結びついている点だ。毎年続くイベントの記念品より、終わる章に紐づく時計のほうがコレクション上の輪郭は強い。
Formula 1コレクションは1986年以来、色、スポーツ、日常性、TAG Heuerらしいモータースポーツ感を担ってきた。Solargraphはその精神を現代的に更新する選択といえる。
Horomagの見方
TH50-00は機械式愛好家を説得するためのムーブメントではない。フル充電で最大10カ月、短い直射光で1日分の駆動が得られるという実用性がFormula 1には合っている。




ラバー仕様は記念品としてより強く、ブレスレット仕様はレース後も使いやすい。高価なソーラークォーツであることは事実だが、ザントフォールト、Formula 1の歴史、38mmの扱いやすさに価値を見いだすなら、物語は成立している。
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