Seiko Presage Classic Series x Tradman’s Bonsai HCC009J1は、単なるグリーンダイヤルのPresageではありません。38mmのゴールドPVDケース、松葉色の立体的なダイヤル、Tradman’s Bonsaiとの協業によって、明確な日本的イメージを持つ限定モデルになっています。

本作は2,000本限定で、Seikoの欧州ブティックでは1,400ユーロ、納品は2026年9月からと案内されています。現代のPresageらしい価格帯にありますが、ケースとブレスレットをゴールドカラーでまとめたことで、通常のステンレスモデルよりも強い個性を持ちます。

発表内容

HCC009J1は、Presage Classic Seriesのコンパクトな構成を採用します。ケース径は38.0mm、厚さは12.89mm、ラグ幅は20mm。反射防止処理付きサファイアクリスタル、シースルーバック、10気圧防水を備えます。ケースとブレスレットはゴールドカラーコーティングのステンレススチールです。

ムーブメントは自動巻きのキャリバー6R51。手巻き、秒針停止機能、72時間パワーリザーブを備えます。日付表示がないことも重要です。この時計では、ダイヤルを邪魔しないこと自体が価値になります。

盆栽のテーマ

Seikoは、月明かりに照らされた日本の黒松盆栽を着想源としています。Tradman’s Bonsaiは、常緑の松が持つ生命力、陰陽における月の「陰」、そして古い松の樹皮や形に見られるS字の曲線を文脈として加えています。

松葉色は、幸運とも結びつく日本の伝統色です。ここでは色、質感、温かい金属色が同じ方向を向いており、単なるカラー追加ではない説得力があります。

Horomagの視点

ゴールドPVDは好みが分かれます。貴金属ではないことを理由に避けるコレクターもいるはずです。一方で、この時計ではその温かい色が、黒松を照らす月光という物語を支えています。

HCC009J1は技術的な革命ではありません。しかし、コンパクトなサイズ、日付なしの6R51、2,000本限定、そして分かりやすい日本文化のテーマを備えたPresageとして、季節的な色替え以上の個性があります。